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江戸時代、宮崎県延岡市を治めていた内藤藩。近年、その所蔵の能面に豊臣秀吉が「天下一」と認定した作家の作品30数点が発見されました。それを契機に、「薪能」が開催され2008年で12回目になります。


京都から人間国宝の片山九郎右衛門氏など、能・狂言師たちが集います。千人殺しの異名のある城跡の石垣がライトアップされ、幻想的な野外舞台です。こちらのポスターは、デザインパークが担当した2007年度版です。


メインの演目は、「安達原(あだちがはら)」。旅の宿を提供した老女が、鬼女に変り、旅人を襲う物語です。写真を使用した従来のポスターからの脱却のリクエストもあり、主役の能面「小面(こおもて)」を白く飛ばし、グラフィカルな処理に。老女から鬼女へ変化するイメージを黒と赤で表現しました。


無表情の代名詞「能面(小面)」は、実は上向き・下向きなど微妙な角度で、「喜び」や「深い悲しみ」など複数の表情を内包しています。能はその効果を駆使して表現しているそうです。このポスターも、童女が微笑んでいるようにも、鬼女が「ニヤリ」としているようにも見えます(?)


予算の関係で使えなかったMr.B(135kg)でも小部数印刷しました。しっとりとした風合いと印刷面にグロス感のあるこの紙は、それだけでポスターの雰囲気を盛上げてくれます。

延岡天下一薪能 B2ポスター 特色3色刷・ダイヤペーク 110kg